未来創想コラム

ご両親の遺骨を手元供養したいお客様

投稿日:2012年4月25日

カテゴリ : 手元供養に関するコラム

2011年4月、ご両親の遺骨を手元に少しずつ残したいから、容器を探しているとお客様がお越しになりました。

耳の不自由なお客様でした。
口話がとても上手で、おっしゃることは良く分かりましたが、
私の言うことがうまく伝わらす、時々筆談です。

お母様が最近亡くなって、以前に亡くなったお父様の遺骨もそれぞれ
自宅に少し残して、納骨するとのことでした。
そのために小物入れを用意したが、どうやって遺骨を入れたものかと
思案していたそうです。

おわけしたガラス瓶在庫棚に転がっていたガラス瓶を思い出して、お見せすると
「これに入れようかな」ということになり、一つお分けしました。
「買います」とおっしゃいましたが、商品ではないですから
お役に立つならと、お分けしました。

それから2~3週間後、再度お見えになりました。
今度は、用意した小物入れを持参され、1つの瓶にご両親を一緒に入れるのではなく、
別々に入れたいとのこと。

「特に仲が良かったわけではないし・・普通ですね(笑)」
高さ4cmほどの円柱形の小物入れはフタに蓮の花が描かれた可愛らしいものでした。
中を開けてみると、前回お渡しした瓶が横に寝かされてちょうどよく収まっています。
では、と、もう一つ瓶を入れてみると、何とあつらえたようにピッタリです。
ご両親が並んで収まったことに大変喜ばれて、「ちょうどいいね!」

おわけした和紙1おわけした和紙2愛想のないガラス瓶ですから、和紙などの綺麗な紙を貼ってみてはどうでしょう。
マジックで絵を描くのもいいかもしれませんね。
と、お話すると
「気持ち、心ですね」とニコッとされました。

今回も「買います」と申し出てくださいましたが、お断りしましたらバッグからお菓子の包を出されて「気持ちですから、受け取って」といわれました。

初めからそのつもりで、用意してこられたに違いないとかえって申し訳なく思いましたが、有り難く頂戴しました。

耳の不自由な方はメールを使ったりするのに、お名前もアドレスもお聞きせず、
何と気のつかないことかと反省。
アドレスをお聞きしていたら、きちんとお礼をお伝えできたのにと後悔しています。
今日の3時のおやつにいただきます!