未来創想コラム

自宅に納骨?

投稿日:2013年6月16日

カテゴリ : 手元供養に関するコラム

納骨といえば、お墓に、あるいは納骨堂にするものと思っていましたが、 「自宅に納骨」という考え方があるのですね。

「手元供養」はもちろんご自宅に、お手元にご遺骨を置いて、故人を偲ぶという「自宅納骨」の一つではありますが、最近言われるようになった「自宅納骨」は、お墓や納骨堂の代わりに自宅にご遺骨を置いて供養するということを意味するようです。そのためのお仏壇も販売されているそうです。

手元供養のためにミニ骨壷をお求めのお客様から
「綺麗なかわいいお骨壷に入れて、毎日手を合わせることができる。これでいいのよね?」
「遺骨を全部もらわなくてもよかったのかもしれない。自宅に一緒にいられれば分量の問題ではないと思いました。」
というようなお声は以前から何度かお聞きしていました。

仏壇店でも
「お墓が遠いから、家にお骨壷を置きたいのですが、お骨壷が納められるお仏壇はありますか?」というお問合せは以前からあったそうです。

遠いお墓より身近に置きたい、ご遺骨と離れがたいと思っておられるご遺族様はたくさんおられると思います。
手をつないでいるご遺骨の全てをご自宅に置かれるのか、一部を置かれるのか、それはご家族様のご事情や考え方によると思いますが、いずれにせよ私たち日本人にとってご遺骨は故人と分かちがたく結びついたとても大切なものであるということですね。


こどもの頃、お墓参りに行くとお墓に彫られた戒名や俗名をみて、「これは何?だれ?」と尋ねて、「戒名というものがあるんだ」「普通の名前は俗名と言うんだ」「こんな名前のお母さんのお姉さんがいたんだ」というようなことを知りました。

水の波紋母は10人兄弟ですが、私が直接知っているのは母を入れてたった3人です。男は戦争で、女は結核で7人が亡くなったという話を聞いたのもお墓参りの時だったと思います。
そんな話の中で、自分につながる人たちがたくさんいて、亡くなっていったのだと実感し、神妙に手を合わせたのを覚えています。

祈る習慣が失われている昨今、先祖の話をする機会も失われていっています。「手元供養」「自宅納骨」で祈る習慣を取り戻せるのであれば、素晴らしいなと思います。