未来創想コラム

お墓と散骨

投稿日:2013年7月17日

カテゴリ : 手元供養に関するコラム

2013年4月に俳優の三國連太郎さんが亡くなりました。
彼は「戒名はいらない、散骨して誰にも知らせるな」とおっしゃっていたそうですね。
私が、散骨に関わった10年間の経験の中には「戒名を受け、お墓もあって、なお思い出の地に散骨してほしい」という方も多くありました。

散骨の写真1 散骨の写真2 散骨の写真3

お墓が遠いから改葬しようかと考えておられる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、ある方は、九州の島育ちのおばあちゃんの納骨に数年ぶりに島を訪ねたそうです。子供の頃に夏休みを過ごした家にはアルバムがたくさんあって、若かりし頃のおばあちゃんが微笑んでいた。生まれ育った島に帰ってきっと喜んでいると遠いお墓に納骨したことに納得したということです。
毎年は無理でも、何年かに一回のお墓参りもいいのではないでしょうか。
おばあちゃんが生まれ育ったところだからこそ、おばあちゃんを強く、深く思うことができるのではないでしょうか。

私の友だちのお母さんは2年前に亡くなりました。久米島生まれ、久米島育ちで、結婚して大阪に来られたそうです。成人した孫娘の一人は久米島へ行ったことがなく、その子も含めておばあちゃんの散骨のために久米島へ家族で行って来ました。
島にはもう親戚もいなくなったそうですが、美しい海に散骨してとても嬉しかった、おばあちゃんはきっと喜んでくれているとメールをくれました。
お墓は大阪にあります。先に亡くなったおじいちゃんと一緒にいますが、一部でも故郷の海に帰してあげたかったのだそうです。
おばあちゃんがなかなかできない家族旅行をさせてくれたのかも知れません。家族みんなにとってとてもよい思い出になったことでしょう。

お墓についての考え方もいろいろ、手元供養や自宅納骨など供養の方法もいろいろです。ですので当然、散骨についてもいろいろです。 カタチより故人様を思う気持ちが大切だと思います。