古代人の供養事情、夫婦は別々に埋葬されていた!?

投稿日:2013年3月8日

カテゴリ : 手元供養に関するコラム

九州大学の田中良之教授は古墳に残された人骨の歯冠(歯の露出している部分)を計測して、同じ古墳に葬られたのは、夫婦か兄弟姉妹かを研究しているようです。
その結果、以下のような違いが明らかになったようです。

3世紀~5世紀後半(弥生時代終末期から古墳時代中期まで) 兄弟姉妹が一緒に埋葬
5世紀後半~ 成人男性とその子供
6世紀(古墳時代後期)~ 夫婦とその子供


その他の研究によっても古墳時代までは兄弟姉妹が一緒で、夫婦は別に埋葬され供養されていたと考えられるそうです。
また、最初に埋葬された人、古墳を築くきっかけとなった人は、家長と考えられる人物ですが、古墳時代中期までは男女にあまり差はなく、父系と母系両方の社会だったようです。その後、後期になると男性家長の割合が増えて父系が強まったといえるのだそうです。

ところで、私たち庶民の墓ですが、墓というと現在の家墓が昔からの習慣だと思っていますが、実は意外と最近の習慣のようです。 庶民の墓は江戸時代までは個人墓が中心で、明治以降に現在のような「○○家之墓」のような形になったのだそうです。

お墓も時代によって変わってきたのですから、これからもお墓や供養の形は変わっていくのでしょうね。永代供養墓や納骨堂なども新しいお墓の形です。

自分、あるいは家族のお墓をどうするか、いろいろな選択肢の中から選べる時代になりました。
お墓だけにとどまらず文化や習慣など様々なものが時代とともに変化します。亡くなった人を大切に思うような人間らしい部分はずっと変わらないでほしいものですね。

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