老親とお寺

投稿日:投稿日:2013年10月14日

カテゴリ : 手元供養に関するコラム

家族が亡くなると、お仏壇を買ったり、お墓を考えたりします。

私の実家では父が亡くなって仏壇を買い、お墓を求めました。
お墓は寺院の中にあって、そこからお寺とのおつきあいが始まったわけです。いわゆる檀家になったのだと思います。
お寺の行事には案内が来て、母が足を運んでいました。私も新盆には施餓鬼にも伺いました。月命日には住職が来られることはなく、母がお墓参りに通っていました。お花はお花屋さんで買い、お線香を用意して、バスの時間を確かめてバスに乗って行くのです。これは高齢者にとっては一仕事です。かなり歩くことにもなります。
高齢者にとって決まって出かけるところがあるということはいいことですね。
その母が亡くなって、弟が引継ぎました。

お墓はお父さんが生前に買ってあったメモリアルパークです。電車を乗り継いで1時間以上かかりますが、お彼岸、お盆には家族揃ってお参りに行くそうです。
私の友人は、父親を亡くして、お仏壇を買い、ご住職が命日とお盆、お彼岸には来てくださるようになったそうです。

「葬式はいらない」とか「お墓はいらない」とか世の中は喧しいですが、お寺と新たにおつきあいを始めるのは、それほど珍しいことではないと思います。これからどのようにお付き合いしていくか、お寺に何を求めるのか、それはそれぞれ違うと思いますが。

ある知り合いのお母さんは毎月来てくださる住職さんは若くて、いろいろ新しい情報を教えてくれるので、話をして楽しいといいます。時には切れた電球を替えてくれたりもするそうです。息子さんは離れて暮らしていますから、定期的に通ってくれるのはありがたいとおっしゃっていました。

また、奥さんを亡くされた方は、ついつい掃除も疎かになって、「やもめ暮らしにウジがわく」かもしれないところ、月に4回は住職がお参りに来てくれるので、その時には拭き掃除もし、仏花を供えるので、なんとか日常を保っているとのこと。心地よい緊張感を持ち続けることができるといいます。

ご住職が訪ねてきてくれ、なにげない話ができることは日々の生活にメリハリを付け、人とのつながりを感じることのできる大切な時間となっています。
これから、一人暮らしの高齢者が増える中で、お寺が果たす役割は想像以上に大きいのかもしれません。

一方、離れて暮らす親の介護も大きな問題です。
遠距離介護の情報発信などに取り組むNPO法人パオッコは大阪でセミナーを開催するそうです。
11月10日午後1時~4時半
北区曽根崎新地2 AP梅田大阪・コンベンションルーム
無料ですが、申し込みが必要です。
03-5840-9930 NPO法人パオッコ
http://www.paokko.org/

核家族化、少子高齢化の進むなか、離れて暮らす老親と子は増える一方です。
年老いても、住み慣れた地域で住まい続けたいと願う親世代。
仕事や子どもの教育などを考えると、簡単には今の暮らしを離れることはできない子世代。
両者の切実な思いをかなえるには、どのようにしたらいいでしょう。
NPO 法人パオッコは、親と子それぞれが、それぞれの暮らす地域で、安心して笑顔で生活できるような社会づくりを目指しています。

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